北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2332】Cantina di Monteforte "Cavaliere" Cabernet Sauvignon 2018

 
カンティーナ ディ モンテフォルテ カヴァリエ カベルネ ソーヴィニヨン 2018
 
このワインは、ヴェネト州でつくられたカベルネソーヴィニヨン。ちょうど少し前に同じ州で作られた同じくカベルネソーヴィニヨンのワインを飲んだけど、あれはイタリアっぽさとカベルネソーヴィニヨンっぽさの合わさった、いかにもらしい雰囲気だった。これはどうだろう? 
 
まず見た目。まあ黒々としていて濃いけど、あの銘柄ほどは濃くない。新世界の超濃い赤ワインともまた違う。香りは、インキーで大柄なカベルネソーヴィニヨンを予感させるやつ。あと、ちょっと野良くさい。森の下草っていうよりたい肥のまじった畑のイメージ。自分のストライクゾーンから外れていて、あまり気持ち良い感じじゃない。
 
口をつけると、ちょっとミントの気配があるあたりはカベルネソーヴィニヨン。で、そこから甘さは控えめだけど果実味のどっくどくに強烈な、苦みも帯びたやつが怒涛のように押し寄せる。で、やっぱり野良くさい。くさいぞー! きついなあ。果実味と苦みが強すぎて、重たさもあるかもしれない。初手の段階では評価にあまる感じだ。さあこれ、どうなってしまうんだろう? 購入元のサイトには「大樽熟成によって酸味とカベルネソーヴィニヨン特有の野菜を思わせる味わいが和らげられています」とあるけれども、いやいや、これ、だめになった野菜が畑に捨ててあるにおいを連想しちゃうよ? この品は購入元のサイトのいつもお買い得なワインセットについていたのだけど、これは遠慮したい。明日のぶん、どうなっちゃうんだろう。
 
※翌日。過剰な野菜っぽさが引っ込んで付き合いやすいワインになった。やや平凡かもしれないけれども、こちらのほうがまだ付き合いやすい。昨日はちょっと難しすぎた。