北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2506】Alpha Zeta Chardonnay 2021

 
アルファ ゼータ C シャルドネ 2022
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
このワインは、例によってお買い得なワインをつくっているヴェネト州のアルファ・ゼータのつくるシャルドネ。料理用白ワインが枯渇していることがわかったので急遽登板。ただ、これは飲んで美味いとわかっているので料理に回すのは40%ほどにして飲み中心へ。
 
まず色。古くからのシャルドネの色としてそんなにおかしくない、少しクリーム色がかった白ワインの色だ。黄金とかそういう派手で高級な感じはないけど、エントリーシャルドネとしてはおかしくない。香りは、なんと花畑系+お化粧のような香りでシャルドネとしては結構北のほうっぽさがある(北のほうでステンレスタンク熟成したらこうなるだろ、みたいな雰囲気だ)。フルーツ爆弾っぽさはなく、お化粧に次いで、植物系・洗剤系の香りが目立つ感じだ。
 
口に運んでみると、いやいや、でもフルーティーかも。柑橘は柑橘でも、値段の高いグレープフルーツとか完熟オレンジを思わせる、果汁たっぷり系の柑橘でレモンや八朔はここから連想しない感じだ。飲み心地とフルーツの完熟さ加減は新世界寄り、香りは旧世界寄りといったところか。そのせいもあってか、これはこの価格帯のイタリアシャルドネとして納得できるものがある。