モンド デル ヴィーノ フランチャコルタ ジロラモ コンフォルティ
このワインは、比較的安価に売られていたフランチャコルタ。フランチャコルタはイタリア・ロンバルディア州でブランド化されたスパークリングワインで、しばしばシャンパン互換系とみなされている。同価格にシャンパンも少なくないので、我が家ではスルーされがちだった。なので久しぶりの対面。
グラスに注いでみましょう。若干薄いかもしれないけれどもレモン色のそれらしい色をしている。赤みはあまりみられない。香りはすっぱいにおいが強い。すだちのにおいが強く連想される。あと、若干酢っぽさもあるかもしれない。
口に運ぶと、これは「ゴワゴワシャンパン」だぞ。酸味が強くのどごしすっきり、ドライな感じだ。果実味は、オレンジやグレープフルーツよりも八朔や夏みかんと例えたくなるようなあっさり系。飲み心地がガサガサしているわけじゃないので貧相ではないけれども、逆にここからリッチさを連想するのは難しい。なるほど、だから価格が控えめなわけですね。私みたいな酒飲みにはけっして悪い泡モノじゃないけど、リッチなシャンパンに期待するものはここにはない。でも、こういう品もあっていいんじゃないかと私は思う。「いかにもリッチなシャンパンですー！」みたいな品を欲しがっている人はこれを買わないほうがいいとは思います。
