北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2576】Telmo Rodriguez ”Pegaso Zeta” Vino de Garnacha 2020

 
テルモ・ロドリゲス ペガソ・ゼータ [2020]
 
今日はグルナッシュが飲みたくなったので、スペイン産グルナッシュであるガルナッチャから成るこのワインを選びました。これは本ブログのほうでもおすすめワインとして挙げていたテルモ・ロドリゲスのおいしいガルナッチャ。今日は生ハムをおつまみに。
 
まず、色。グラスに注いだ瞬間はちょっと紫ピンク系の薄い色のような気がしたけど、この文章を打っている間に違う感じになった。透明度はまずまず、茶色にも紫色にも傾かない中庸な色合いで暗さはそれなりにある。香りは、梅系のお線香~梅ジャムぐらいの、神妙さ~甘酸っぱさの間をうろうろしている。今日引っ張り出してきたグラスがややブランデーグラス寄りだからか、甘いブランデーを連想することしばしば。
 
口に運んでみましょう。うーん、甘さたっぷり、ちょびっと苦さ、やさしいタンニン、なんだろう、これもグラスの影響なのか今日のボトルはえらく甘いと感じる。「甘口ワイン」の水準ではないけれども、いわゆる辛口ワインのなかではこれは甘いほうだと思う。私は甘さのある赤ワインも甘いからって悪い気はしないので、というよりこのワインの甘さは嫌な感じがしないのでいける感じだ。前回は安ブルゴーニュグラスで、そのときはアルカリ土類金属めいた風味、クリュ・ボジョレーでいえばモルゴンみのある風味が前に出ていたけれども、今回、その風味は控えの位置から効いている感じだ。このあたり、グラスの違いによってワインの切り口がちょっと違っているのかもしれない。とはいえ、美味いのはあいかわらずで五臓六腑にしみわたりますね、これは。
 
※翌日もブランデーめいた風味を感じやすい。これもグラスの影響だろうなー。翌日はアルカリ土類金属めいた風味がはじめからしっかりと感じられ、飲みごたえがあった。