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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1460】Berlucchi Franciacorta "Cuvee Imperiale" (N.V)

その他イタリア

 
ベルルッキ フランチャコルタ キュベー・インペリアーレ
 
 今日は「艦これ」のイベントがめでたく終了したお祝いとして、泡モノを。イタリアの泡モノとしてはシャンパーニュに匹敵する数少ないジャンル、フランチャコルタがあったので選択。メーカーは、何年も前から贔屓にしているベルルッキ。こいつは非常に安い値段で購入できた。
 
 まずグラスに注ぐと、ほのかに金色がかった、シャンパーニュ系としても薄めの色。ただ、泡の立ち上り方がいい、たくさんの泡がスローな速度でゆったりとした速度で上がっていくのが観ていてハッピーなものがある。
 
 香りを確かめると、ほんわかとしたトースト・イースト系の香りに、少しだけ漬け物っぽい香り、それと青りんごのような鋭い酸味を予感させる果実の香りが来る。こりゃあおいしそうですね。
 
 口に含むと、初手は柔らかくて甘い口当たり。おっ!攻撃的じゃないぞ!そこからじんわりと青りんごの風味が広がって、口のなかのプツプツとした泡もなめらか。泡の上昇速度がゆったりしていたことと合わせて考えると、このフランチャコルタ、グリセリンな感じが効きまくっていると感じる。苦みも酸味も甘みもかなりしっかりしているにも関わらず、それらを重いと感じさせない丁寧さがある。ワインとしての統合性、完成度が高いと感じた。同価格帯の安物シャンパーニュに比べればこっちを選ぶかなぁと思う。
 
 

【1459】Tasari Nero d'Avola Merlot 2014

シチリア

 
タサーリ ネロ・ダヴォラ メルロー
 ※リンク先はヴィンテージが異なるかもしれません。
 
 ちょっと風邪をひいていてアルコールから遠ざかっていました。久しぶりに飲むからには気安いものが良かろうと思って、シチリア産の赤ワインを選択。
 
 見た目は、やや青紫色がかった赤ワインの色。ボトルを立てっぱなしにしていた割には不透明な感じがある。香りは、最初は梅系お線香の香りが強かったけれども、口に入れてしばらくすると、梅干の壺を覗き込んだ時のような香りがぱーっと立ってきてなかなか良い。
 
 口をつけると、酸味のしっかりした、でも人懐こい甘酸っぱさ。軽めでフレッシュな果実味に、柔らかなタンニン、もうガブガブ飲んでくださいというような。飲み進めても意外と飽きが来ず、メルローが混じっているせいか、意外と底堅いところがある。とにかく、久しぶりにワインをおいしく飲めたことが今日は一番の収穫。年末進行、慎重にやっていきましょう。
 
 ※翌日は痩せた雰囲気になってしまって、初日の底堅い底が抜けてしまった感じ。初日はかなり良かったので、つべこべ言っちゃいけないのかもだけど。
 

【1458】Grandes Bodegas Jurgo 1998

スペイン

 
フルゴ 1998
 
 まず見た目。さすがに赤茶色になっていていかにも歳月を経たワインという感じ。香りは、漆喰のような香りとジャムを煮詰めたような香りが溶け合って迫ってくる。なかなかいい香りだ。
 
 口をつけると、滑らかな口当たり……だったけれども、醤油を焦がしたようなエキスがぶわーっと口のなかに広がった。タンニンはさほどでもないけれど、この醤油焦がし、ある種のスペインワインにありそうな風味がすごく強い。そして食べ物と一緒にやると、くどいほどにジャムっぽさ、それから梅系線香のような風味も漂ってきて、これもなかなか強烈だ。
 
 飲み進めても、この感覚はあまり変わらない。ただ、少しだけ土っぽくなってきたのはありがたい。明日に期待して今日はこれぐらいにしよう。
 
 ※翌日。だいぶ飲みやすくなった。醤油焦がし風味が引っ込んで酸が少し立ってきた。なにより、土っぽいというか苔っぽいというか、安ボルドーの後半にありそうな雰囲気が立ち上がってきてありがたい。まずまず頑張っているんじゃないでしょうか。
 

【1457】Robert Ampeau Savigny-lès-Beaune 1er Cru Les Lavières 1995

コート・ド・ボーヌ

 

 ※リンクはオークセイ・デュレスのものです。また、ヴィンテージも異なります。同ヴィンテージのワインについては以下を。
 
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 まず見た目は、わりと普通のブルゴーニュ赤という感じ。さすがに年を取っているせいか、グラスの辺縁は淡い色になっていて平格のブルゴーニュみたいだ。ところが香りは熟成をきわめていて、初手から腐った切り株+桐箱。鼈甲飴や水あめを連想させる甘ったるい香りやパラフィンも混じっている。フェノールとかエステルとか、その手の化合物がどっさりできあがったような。それでいて、酸っぱそうなサクランボの香りも残っている。
 
 口に含んでみると、口当たりは軽くて酸味が炸裂、こちらは自分のよく知っているサヴィニ・レ・ボーヌの赤ワインらしい。軽々としていて、えらく普通だ。ただし、この年齢にしては生きが良いし、ほんのり乳酸発酵でもしているのかニュニュっとしたミルキーなところも。そして味に引っ張られたせいか、中途からはサクランボの新鮮な味がせりあがってきた。
 
 香り最高、味もまずまずで、サヴィニ・レ・ボーヌも熟成させればこんなに凄くなるのかとため息がでるような。とにかく香りは非常に高レベルでいつまでも香りが身体にしみついているように感じられた。

【1456】Bernard Moreau Chassagne Montrachet 1er Cru Les Chenevottes 2011

コート・ド・ボーヌ

 
ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ "レ・シュヌボット" ブラン
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 このワイン、見た目は輝く山吹色をしている。シャサーニュ・モンラッシェの白(それも若いやつ)って、もっと薄い色だと思っていた。ただ、香りはほんわり清楚な路線で樽香で押すような雰囲気はない。
 
 口に入れると酸味が炸裂、中庸なボディのせいかよくできたイタリアシャルドネ(フリウリとかアルト・アディジェの)を連想させる。爽やかで軽やかで威張らない路線か。
 
 ところが噛みしめているうちに、ムルソーかカリフォルニアのシャルドネに近いような、果実味のギューっとしたやつがやってきた。そして蜂蜜クッキーの香りも。でも、ここまで来ても下品にぶれることがなく、「私は爽やかなワイン」ですよという体裁は守っている。小柄で軽めながら、端正きわまりないワインだと思った。
 

【1455】Mastroberardino Mastro Greco Campania 2014

イタリア南部

 
マストロベラルディーノ グレコ 2014
 
 まず見た目は、ちょっと赤みがかった白ワインの色。シャルドネだったらあまり出来の良くない色とみなしたくなるような、でも、グレコだからいいんでしょう。香りは、蜂蜜の香りよりも白い花を連想させる甘ったるい香りと、ちょっと玉葱に寄ったような香りがする。前者はグレコらしいけど後者はグレコにあまり無いような?
 
 口をつけてみると、やはり白い花のような甘ったるい香り、けれども強面な酸がゴワッときてこの品種らしいところでバランスがとれている。香りはふっくら、でも口当たりは酸っぱさマックスというような。でも、飲み進めると非常に豊かな膨らみと非常に爽やかな風味――植物の茎を切った時のような風味、それとラムネ――が加わって面白いワインになってきた。このメーカーの、もっと高価なワインほどじゃないけれど、十分いいんじゃないでしょうか。
 
 ※翌日は、出だしから玉葱に寄ったようなくたびれた風味が一掃された。ただ、これは冷蔵庫でキンキンに冷やしたところからリスタートしたせいかもしれない。植物の茎のようなエキスとラムネはますます澄み渡り、二日目のほうが円満さが増して飲み心地が良い。心持ち、色も濃くなったような?? このワインは初日に半分以上呑んだらもったいないと思う。二日目は格上のグレコ・ディ・トゥーフォに迫るのでは。たっぷり残しておいて良かった。