北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1688】 Joseph Drouhin Bourgogne "Laforet" Pinot Noir 2015

 
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン ラフォーレ ブルゴーニュ ピノ・ノアール
 ※リンク先は現行ヴィンテージです

 このワインは、ブルゴーニュ大手、ジョセフ・ドルーアンの印が入っている平格ブルゴーニュ。ただし、こいつは価格がやけに安く、しかもスクリューキャップときている。「こんな価格で、平格ブルゴーニュらしい味って出せるの?」と疑問が湧いてくるけれども、買ってしまったから飲んでみるしかない。
 
 まず見た目。若干薄めでグラスの辺縁が透明な、いかにも平格ブルゴーニュって感じの色。香りは、葉っぱ付きのベリー系果実とでもいうような、なんか若々しそうな匂いがする。それと、少しだけイチゴミルクの匂いも。
 
 口に入れると、香りを反映したような味がする。とにかく、ベリーが感じられるだけでなく、微妙にオーガニックというか、葉っぱっぽさを伴っているのが特徴。めちゃめちゃ若いつくりなのか?時折、口をすぼめたくなるすっぱーい味も混じる。それでいて、妙にコクのある味がする瞬間もあって、不思議なワインではある。
 
 飲み進めると、葉っぱ付きっぽかった風味が微妙に腐葉土っぽい雰囲気に。認めていいのかわからないけれども、まるで、少し熟成したピノ・ノワールのようだ。このヴィンテージ、この格付けで、この感じはあり得ないと思っていたけれども、いくらかそれに類するところがあって驚いた。大手が作った量産型の分際でこれはびっくり。ううむ、たまたまヴィンテージが恵まれていたとかそういうのか?明日、きっと酸っぱくなってはいるだろうけれどもまた飲んでみよう。
 
 ※翌日。おお、いくらか持ち堪えた!酸味は増えたけれども、腐葉土系の風味はむしろ増しているぐらい。美味いじゃないか!普段呑みのブルゴーニュ平格としては合格点、これで十分。
 

【1687】Jean Marc Boillot Bourgogne Blanc 2015

 
ドメーヌ・ジャン・マルク・ボワイヨ ブルゴーニュ・ブラン [2015]
 
 出先で遭遇した、ブルゴーニュの平格白ワイン。見た目は、まずまず輝きを帯びた黄色っぽい色彩で、意外に派手さがある。香りは、蜂蜜のような香りがまず感じられるけれども、その後ろから酸っぱそうな予感を漂わせた、レモンや台所洗剤みたいな匂いがこみ上げてくる。
 
 で、口に入れると、まさに予想どおり、さっぱり・キリリとした飲み口のシャルドネ。ただし、痩せて酸っぱいだけの代物ではなく、酸味に甘みがちゃんとついてきている。雑な感じも感じられない。リッチではないにせよ、端正でバランス感覚に優れた白ワインだ、食事のお供としても単体の飲み物としてもぜんぜん合格レベル。「こういうのでいいんだよ。」的なやつ。
 

【1686】Hugel Gentil Alsace 2016

 
ヒューゲル ジョンティ
  
 暖かくなってくると、アルザスワインが呑みたくなってくる。で、これは大手ヒューゲルが作っているベーシッククラスの白ワイン。長らく呑んでいなかったのでちょっと楽しみ。
 
 グラスに注ぐと、これ以上ないぐらい透明で色の薄い白ワイン。かなり緑色がかっている。これだけ薄く、緑色がかった白ワインは決して多くないのでは。香りは、ヨモギ系のハーブっぽい匂いと台所洗剤みたいな匂いが混じり合って立ちのぼってくる。悪く無いぞ。
 
 口に入れてみると、なんだか穏やかな飲み心地。リースリング種由来とおぼしき苦みもあるけれども、それを他の品種(たぶん、シルヴァネール種)が薄めているためか、それほど強く感じられない。えらく繊細・細身なワインで酸味も乏しく、人によっては全然評価しなさそうなワインだけど、普段っぽい夕食には苦も無く合ってくれた。
 
 ※翌日も、同じく控えめなワイン。でも疲れた日にはこの路線のほうが高評価かも。使いどころさえ間違えなければ、十分価格にみあった品だと思う。
 

【1685】Michel Gros Vosne Romanee Clos des Reas 2009

 
ミシェル・グロ ヴォーヌ・ロマネ クロ・デ・レア 2009
 
 ミシェル・グロのヴォーヌ・ロマネ自体は割と何度か対峙しているけれども、いつも「一級ミックス」のたぐいだったわけで、単独所有畑「クロ・デ・レア」は対峙したことがない。でもって、こいつは2009年という絶好のヴィンテージ。さてさて、どんな姿をしているか。
 
 見た目は普通というか、濃いめのピノ・ノワールらしい暗い感じの色調。香りは、初手から香木系の、熟成したピノ・ノワールらしい香りが炸裂、そこにローソク、甘いジャムっぽいのなどが来る。
 
 口をつけると、第一印象は新鮮なイチゴ。歳月と畑を考えたら信じられないほど新鮮、爽やか。しかし、飲み進めるにつれてドスの効いた存在感が伴ってきて、スケールの大きさを実感するように。果実味もだんだんに熱を帯びてきて、元気の出るワインに。それでいて和牛ステーキに合わせると引き立て役に回ったり、気が利くところもある。甘味がイチゴミルクっぽくなったり、香木が一際白檀っぽさを帯びたり、メロンやスパイスや野菜のニュアンスがせりあがって来たり、退屈させるところがない。バッチリ飲み頃、ワインそのものの実力もハイレベル、素晴らしい体験となった。

【1684】Mommessin Cotes du Rhone 2015

 
モメサン コート・デュ・ローヌ (ハーフボトル)
 ※リンク先はハーフボトルです
 
 このワインは、ブルゴーニュのモレ・サンドニ地区の特級畑「クロ・ド・タール」を単独所有しているモメサンの造っている濃いワイン。モメサンって、ボジョレーそのほか、すごく沢山ワインを作っているのを、このワインを買った際に初めて知りました。
 
 で、肝心のモノは、とても濃くて黒っ黒なワインレッド。開ける前に少し揺らしたせいか、若干不透明。香りは、初手ではあまりはっきりしない。
 
 口に入れると、ミルクチョコレート風の甘みを伴った、タンニン豊かなワイン。この地区のワインにしては穏やかと感じられて、さりとて苦みも酸味もそれなり伴っていて飲み応えはしっかりしている。グラスの二杯目にもなるとパワフルさが意識されるように。入口は人懐っこくて飲み進めるとパワフル。この価格帯のローヌ赤ワインとしてはうまくまとまっているほうじゃないかと思った。
 
 ※二日目は、もうちょっと苦みと酸味が増した感じに。でも美味い。重い平格ワインの割に飲み飽きない部類。
 

【1683】Louis Latour Bourgogne Chardonnay 2014 (ハーフボトル)

 
ルイ・ラトゥール ブルゴーニュ・シャルドネ [2015]
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 ブルゴーニュの大手メーカー、ルイ・ラトゥールの一番ベーシックな白ワインと久しぶりに対峙。この一番ベーシックなやつとは長らく出会っていなくて、約4年前に一度会ったっきり。
 
 さっそくグラスに注いでみると、実に白っぽくて薄い白ワイン。シャルドネのなかでも軽量級、ブルゴーニュの平格白としてはいかにもありそうな色合い。香りは、少しトーストっぽくもあり、少し米糠っぽくもある。ちょっと酸味の勝った、薄口さっぱり系の路線を想像させる匂い。
 
 で、口をつけるとまさにそんなような味わい。ほんのり蜜の気配すらあって、欠点らしい欠点の無い、お手本のようなシャルドネ。特別な香り高さがあるわけではないけれども、そういうのは上級クラスに求めるべきで、これはこれでひとつのワインとして完結していて良かった。