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北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1434】Logan Weemala Merlot 2013

その他新世界

 
Logan Weemala Merlot
 
 「ワインをジャケ買い」って大変愚かなことのような気がするけれども、「厳粛な雰囲気のブルゴーニュ」と「鳥のマークのワイン」には割と甘くて、今回、鳥のマークのオーストラリアワインを開けることになった。
 
 まずジャケットを。うーん、思ったよりもかわいらしくないなぁ。カステラーレ・カステリーナの鳥に比べると、手抜きな感じがする。これはいけませんねぇ。スクリューキャップを開けてドボドボ注ぐと、黒ずんだ、久しぶりにみる黒系葡萄の色。グラスの縁はやや青紫色がかっていて、若々しい印象。ただしワインにはそれなり透明感がある。
 
 香りを確かめると、杉の入浴剤みたいな香りがする。スースーとした、ハッカっぽい雰囲気を伴っていて、カシスリキュールみたいな、濃縮した甘みを予感させる香りも伴っている。あるいはグレープ味のグミキャンディとか。
 
 口に入れてみると、香りに違わない、濃厚な果実味が迫ってきた。苦みもしっかりしていて、タンニンも口の奥がキュっとすぼまるよう。概して、味のスカラー量がでかい、濃い、濃いぞー!輸入業者さん*1のラベルを確かめるとアルコール13-14%と書かれているけれども、なんかそれよりも強いんじゃないかと感じる。そして苦みとハッカっぽさのせいでちょっと薬っぽい。薬っぽさにブラックベリーの濃縮果汁が混じっているような。
  
 なかなかおいしいワインだけど、こいつはちょっと飽きちゃうかもしれないなー。それと、オーストラリアワインだから暫く放置しておいても平気だと思うので、そういう風に扱ってみよう。
 
 ※翌日、バランスが取れるかと思いきや、酸味が勝ってしまって意外と痩せてしまった。確かにバランスがとれたとも言えるかもだけど、体格が普通のワインになってしまって、こいつの大事な特徴が吹っ飛んでしまったような。ううむ。
 

*1:モトックス

【1433】Domaine Vrignaud Chablis 2014

その他ブルゴーニュ

 
Domaine Vrignaud Chablis
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 抜栓した瞬間、米糠+レモンの凄い匂いが炸裂して、うわっマジシャブリという感じ。グラスに注ぐと、ソアーヴェクラシコもかくやというような、薄くて透明感のある色合い、シャルドネがここまで薄くなるとは!香りを確かめると、米糠や麦わら、それとレモネードのような香りが強烈に匂い立ってくる。
 
 口に運んでみると、うわー酸っぱいぜ!超酸っぱいぜ!レモネードのような鋭い酸っぱさで口の中がいっぱいだ。よだれが出てきそうな感じ。そこに、がっしりとした鉱質風味、河原の石に頬ずりしている時のような香りが鼻腔に広がって、いかにもシャブリらしい世界。これだけ酸っぱさが目立つワインっていうと、「シャルドネ」よりも南イタリア産のフィアーノやファランギーナを連想するけれども、あのへんに比べると、シャブリって「ゴワッとした炭酸っぽさ」ではなく「レモネードっぽさ」が強くて、鉱質風味もあちらは石灰岩二酸化炭素を連想させるけれども、シャブリ系は「石のいっぱい入ったレモネード」「河原でレモネード」なイメージがある。でも、ラベル隠して飲んだらどこまで識別できるのか怪しいところ。それにしてもスイスイ入っていくワインだなー、どんどん飲めてしまう、怖い怖い。
 
 ※二日目もほとんど姿が変わらず、米糠っぽさを漂わせながらサワーが効いていて疲れがとれるような感覚が。ただ、レモンの芳香が少し弱くなって酢っぽい香りになってしまい、華やかさが減ってしまったかもしれない。
 

【1432】Chateau de Meursault Meursault 1er Cru 2007

コート・ド・ボーヌ

 
シャトードムルソー ムルソー1級 2007
  
 今日はちょっと良いことがあったので、温存していたムルソーの一級を呑んでみることにした。このワインは格安で購入したムルソー一級で、こちらこちらで対峙済み。これが最後のストックにあたる三本目。
 
 まず見た目。とにかく黄色い、黄金色というより黄色いワイン。今日は蜂蜜クッキーというより、蜂蜜を黄桃にぶっかけたような匂いが漂っている。
 
 口をつけると、熟成感いっぱいのまさに黄桃っぽいワイン。蜜蝋っぽさやアンズっぽさも混じっていて、クターッとしている。バターっぽいコクは健在だし酸味もあるけれども、年は取っていますねー。とはいえ、グラスの近くにいても香りがブワーッと立ち上がってくるぐらいにはパワーがあって、衰弱してしまった印象は無い。そしてどれだけ呑んでもスイスイと呑めてしまう。そのうえシイタケやポルチーニを思わせるようなキノコ系のフレーバーまで加わって大満足。
 
 初夏の頃には元気いっぱいだったワインが、秋には熟成感溢れるワインになっていて、季節の移り変わりをしんみり実感するひとときとなった。
 
 ※二日目。酸味のすがすがしさが蘇ったかのよう。いやー、美味い。バター&ナッツな雰囲気は若干弱いけれども、「快楽」がそのまま液体になっているような感がある。この路線のシャルドネはぜんぜんストックを持っていないけれども、購入を考えさせられる。

【1431】Meson Nicolas Potel Bourgogne Pinot Noir 2009

その他ブルゴーニュ

 
Nicolas Potel Bourgogne Pinot Noir
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 今日の夕食は赤魚を焼いたものが中心の和食メニュー。でも赤ワインがどうしても飲みたくて、軽そうなピノ・ノワールを選んでみることにした。平格ブルゴーニュで2009年産、しかもかなり安い価格だったもの。きっと平べったいワインになっているんじゃないでしょうか。
 
 まず見た目。ボトルからグラスに注ぐ時に「オレンジ色にみえる」ぐらい薄くてオレンジっぽい。グラスに注いでも明るい部類の赤~朱色でなかなか綺麗な色をしている。香りは、グラスに注いだ瞬間には、フワッとメロンに近い甘い匂いが漂って「ええっ?!そんなにすごいワインなの?」と思ったけれども、その後はあまりはっきりとした香りが感じられず。
 
 口をつけると、アセロラとイチゴとコーヒーを混ぜたような元気な甘酸っぱさが口に充満した。渋みはこなれていて、コーヒーっぽいコクと甘酸っぱさながらしつこさが無い。で、飲み干した後の余韻に、最初に感じられたメロンに近い甘い匂いが蘇ってきて、なかなか。こりゃあ「熟成しすぎて平べったくなってしまったワイン」だなんてとんでもない!活きが良いぞ!ありがたい!
 
 ※翌日になって、ようやく普通の平格ピノっぽい平板で酸味の利いた雰囲気になってきた。昨日のが出来過ぎで、今日ぐらいで価格相応では。かなり良い平格ブルゴーニュワインだったと思う。
 

【1430】マンズワイン株式会社 善光寺凍結仕上スパークリングワイン (N.V.)

日本

 
善光寺 凍結仕上 スパークリングワイン(白)
 
 今日は貰い物のスパークリングワインを。こいつは「善光寺」なる品種でつくられた長野県産葡萄のワインとのこと。以前調べた限りでは、この「善光寺」って、たぶん「龍眼」とイコールな品種なんだと思うけど、こいつのラベルには「龍眼」とは書いてなかったと思う。ともあれ、どうせなら日本っぽいスパークリングワインだといいなぁと思ったり。
 
 まず見た目。真っ白なスパークリングワインだ!黄色っぽさが微塵もなくて、いっそすがすがしいほど。泡がごうごうと結構勢いよく立ち上ってきていて、ラムネのような香りがする。
 
 口に入れてみると、妙に甘ったるい感じがする。一般的なスパークリングワインの特性として、これは駄目な兆候だと思う、マスカットジュースを少し混ぜてあるかのような雰囲気があって、酸味も苦みもかなり軽い。それと幾らかの「日本酒っぽさ」。このワインのボトルには「5~8度でお飲みください」と、普通のスパークリングワイン以上に冷やすことをお勧めしているけれども、なるほど、これは冷やさないと中だるみしてまずいかもしれない。ただ、日本産のワインだから、日本製っぽい兆候があるのも趣深いというか、好みではないけれども名称にふさわしいワインだとは感じられた。
 

【1429】William fevre Chile Espino Pinot Noir 2014

チリ

 
エスピノ・ピノノワール[2014]年・ウイリアム・フェーヴル
  
 今日は嫁さんの協力のもと、久しぶりにワインのブラインドテストをやってみることにした。サイコロを振ってもらい、
 
 12エスピノ2014(新世界、チリのピノ。この品)
 34メオカミュゼ ブルゴーニュ赤2011(ブルゴーニュのちょっと高い、北部の作り手のピノ)
 56メゾン・ニコラポテル ブルゴーニュ赤2009(ブルゴーニュのちょっと安い、南部の作り手のピノ)
 
 のどれかをあけてもらうことにした。果たしてちゃんとあてられるか?
 
 まず見た目。色調はけして濃く無くて、中庸なガーネット色。新世界ピノにありがちな「ダークなガーネット」っぽくはみえない。香りに、バニラビーンズっぽい甘い香りがプンプンと立ち込めていると思ったら、その後ろから、甘酸っぱいベリー~クワの実のような淡い甘味がこみあげてきた。あと、ちょっとコーヒーっぽい香りも混じっている。これらは、三種類のブルゴーニュのなかでもメオ・カミュゼが一番近いんじゃないかと思う。
 
 口に入れてみると、人を和ませるような、それこそアイスクリームのようなバニラが来た!ここまでやるのはメオ・カミュゼでしょう。気持ちの良い酸味が通り過ぎた後に、コーヒーのような酸味と苦みが通り過ぎていった。文句なしにおいしいけれども、酸味よりもコーヒーっぽい風味、特に苦みのほうが勝っているところがあるように感じる。なので、betすべきは新世界ピノ!これは新世界のピノでしょう。メオ・カミュゼっぽい新世界のピノとみた!
 
 ボトルを持ってきてもらったら……あたり! やったね! ポイントは「苦みが勝ちすぎている」「酸味よりも苦みのほうが強く感じられる」ところでしょうか。メオ・カミュゼっぽい味わいだけど、なんだかこいつはわざとらしい。このワインは、シャブリ地区のたぶん有名なメーカー、ウィリアム・フェーブルが手掛けているらしく、確かにおいしいんだけど、チリのピノ・ノワールにありがちなコーヒービターっぽさは拭えなかったようで。いや、そこはそれで割り切って飲めば十分おいしいんだけど。