北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0977】Azenda Agraria Scacciadiavoli Montefalco Sagrantino 2006 (ハーフボトル)

 
 http://www.scacciadiavoli.it/viniENG.asp
 http://www.enotecalombardi.com/it/DettaglioProdotto.php?c=19602
 
 今日は焼肉料理。これにあわせるのは、ペルージャで購入してハンドキャリーした地物赤ワイン。
 
 色は、なんだか茶色くて熟成感のあるワイン、とても不透明で、ごつい色をしている。匂いはアルコール・ローソクがぷーんと来て、そこから腐った森の朽木のような凄い匂いがやってくる。
 
 口に入れてみると、すさまじい酸味、口がすぼまるようなタンニンも伴っていて、「一般受け」という点ではまったく駄目。苦味もかなりのもので、果実味はあるにせよ、とても単品で楽しめるワインではない。肉と一緒にやると、野性味溢れる果実味&酸味がギュっと飛び出して、なかなか美味、きつすぎるタンニンもここでは心地よい。エスプレッソ(ふだんの「コーヒーのような」なんてもんじゃない)のような風味も漂ってきて、パワフルなワインでもある。果実味に野性味というか、栽培モノではない野苺のような植物エキスっぽさが強くて、そこが田舎じみていて趣深い。
 
 総合的にみると、大変ヤンチャなワイン、2006年から8年が経過しても鼻息の荒いワインだった。