北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1531】Raco Cabernet Sauvignon 2016


ラコ カベルネ・ソーヴィニヨン [2016]

 まず見た目は、かなり黒っぽくて暗い色彩、若いワインだけあって、やや青紫色がかってもいる。香りは、フルーツ爆弾な香りとツンとした梅系の香りが混じっていて、そこにほのかに樽っぽい香りもよぎる。濃そう。
 
 口をつけると、初手では口当たりが滑らかで、意外なほど紳士的。後味になると、フレッシュ果実の素性が出てきて酸味もしっかりしていることがわかる。でも、入口が滑らかなおかげで、面白いところでバランスがとれている。新世界らしい濃さがあるのに、ある程度は安ボルドーっぽさを帯びていて、なかなかおいしかった。
 
 ※翌日まで室温で放置していたら、なんと森の下草のような香りを伴ってきた。味わいも、昨日より随分滑らかになっている。翌日は1800円ぐらいの赤ワインでもおかしくないような。これは嬉しい誤算。