北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1721】株式会社ハイディワイナリー 輪島 禅の里わいん マスカットベリーA 2015

 
輪島 禅の里わいん マスカットベリーA
 ※ヴィンテージは現行と思われます。
 
 このワインは、石川県能登地方でつくられた赤ワイン。品種は、日本でしばしばみかけるマスカットベリーA、経験的には、ちょっと冷やして飲んだほうがよさそうな気がしたので、冷蔵庫で少し冷やしてからの抜栓。 
 
 まず見た目。赤ワインとしては薄い色で、ボトルから注ぐ時には薄紫~薄ピンクといった色合いにみえた。グラスに入ってしまうと、歳をとったブルゴーニュ赤ワインに近いような薄さ。香りは、初手で醤油・パン・家畜のような匂いが混じってワインっぽくない感じがする。でも、ベリーAの初手はちょっと変わっていた気がするので、品種的にはおかしくない。ジャムっぽい果実味の匂いの手前に、やはり動物質な匂いが混入している。
 
 口をつけると、通常のワインとは方面のかなり違った新鮮な果実ジュースが来た!軽快な飲み心地でタンニンも軽い、でもって動物質を漂わせつつも、ジャムやジュースというより果物まるかじりなフレッシュネスを伴った甘酸っぱい感覚が口に残る。くせはあるけれども面白いワインだ。
 
 ※二日目も、動物系の匂いは健在。新鮮さは少し損なわれた。初日に飲んだ時ほどの鮮烈な感じではないので、品種からいっても、初日に飲んであげるべきだった。