北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1901】Domaine Michel Lafarge Bourgogne Pinot Noir 2015

ブルゴーニュ ピノ ノワール 2014 ミシェル ラファルジュ
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 今日はちゃんとした赤ワインが飲みたくなって、じゃあ何かあるかな……と探したらこれが出てきた。ヴォルネ地域のワイン生産者、ミシェル・ラファルジェの平格ブルゴーニュ。ここの平格はなかなか侮れないので楽しみにしてみよう。
 
 まず色。ピノ・ノワール全体のなかでも明るく、光に透かすとルビー色に輝く薄い赤ワインの色。へたをすると濃いロゼに迫るほどかもしれない。香りは、初手ではプラム系の酸っぱい香りが来たけれども、グラスをクルクルさせているとチョコレート、それから雨に濡れたサクランボのような憂いのある香りが漂ってきた。うんうん、こういうのを期待していたんだ。
 
 口をつけると、ヴォルネ系らしいやさしい口当たりでふんわりとしている。ちょっと木っぽいフレーバーが強く、タンニンも残っているとこの時点では感じた。穏やかな飲み心地のなかに、サクランボ系の甘酸っぱさと、チョコレート系のコクのある穏やかさが両立している。あと、体調のせいかもだけどアルコールが濃いとも感じる。こなれてくると飲みやすい雰囲気になってきて、果実味が盛り上がってきた。平格としては十分な盛り上がりと、次第にバランス感覚に優れた雰囲気になってきて、木っぽさが出張ってうるさいということがなくなってきた。明日の具合が楽しみ。
 
 ※予想通り、二日目は果実味のしっかりとした、それでいてヴォルネらしい軽さを持ち味としたとても親しみやすいワインになった。平格なのでそこまで複雑なワインではないけれども、単調というほどでもないし、なにより、さくらんぼのような飲み心地がとてもいい。好きな、ワインです。