北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2012】Luigi Righetti Amarone della Valpolicella 2015

 
ルイジ リゲッティ アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ クラシコ
 ※リンク先は現行ヴィンテージです
 
 このワインは、イタリアで良心的価格のアマローネをつくっているルイジ・リゲッティの無印アマローネ。無印とはいえ、アマローネはアマローネ、きっとゆったりとした気分にしてくれると期待。さあどうでしょうか。
 
 まず見た目。ちょっと赤茶色がかった、透明度の低い赤ワイン。グラスに注ぐと表面がぴちぴちしていて活きがいい。鼻を近づけると、ジャムっぽい……というよりはちきれるような果実味に近い、すごくフルーティーな香りと雨に濡れたチョコレートの香り、それと漆喰のような揮発臭がもんわりと漂う。
 
 口に含むと、苦みにみちたじゅくじゅくの果実味。このメーカーの格上アマローネ、カピテル・デ・ロアリーに比べると、苦みが強く果実味がシンプル。とはいえ香りはさすがアマローネといった雰囲気で、そこに木材のような香りもよぎってくる。格上ほどではないけれども、やっぱりこれはお買い得なアマローネ。飲むほどにおおらかな気持ちが生じてくる。ありがたい。
 
 ※二日目は、より甘さが前に出た、親しみやすいワインになった。ふかふかとした飲み心地で終始ご機嫌。やっぱりいいワインだ。