北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2068】M.Chapoutier Pays d'Oc Rouge 2017

 
シャプティエ ペイドック赤 現行
 
このワインは、フランスはローヌ地方のシャプティエが作っている南仏のワイン。シャプティエはネームバリューはあるけれども、ローヌはローヌでもエルミタージュ地方が主力なのであまり縁が無い。エルミタージュには苦手意識があるというか。でも、これは南仏産の安物なので安心?して挑戦。
 
見た目は、ちょっと青紫色がかったカラースペクトルの、不透明さを伴った濃い色合い。でもって、ツーンとした線香系の香りが漂っていて鼻にさしこんでくる。ちょっときつい感じかな。
 
口に運ぶと、線香系の香りにふさわしい、まさに梅色系線香の香りが口のなかで爆発。すんごく線香~!って感じがする。果実味にはインクっぽさも宿っていて、アルコールも結構強いと感じる。口のなかにマジックインキを入れたらこんな味がするんじゃないか、と思うこともある。こういうつくりって、なんだか南仏の赤ワインとしてはありそうなものだし、まあだから不満はない。ないのだけど、フツーの濃い南仏赤ワインだとはいえます。
 
※翌日は、マジックインキやアルコールっぽさが薄らいで、少し酸味が加わったかも。ただ、そうなると少し濃いめのなんだか個性のはっきりしない赤ワインに近づいてしまったきらいがある。