北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2504】M.Chapoutier "Belleruche" Cote-du-Rhone 2021

 
M.シャプティエ コート デュ ローヌ ルージュ ベルルーシュ 2021
 
このワインは、近所で安売りされていたシャプティエのコート・デュ・ローヌ。これが1200円だったのでたぶんお買い得でしょう。
 
まず色。ごく普通の、あんこ色に近い感じの赤ワインだ。僅かに青みがかっているかもしれず、若々しさがある。香りは、ツーンとしたプラム系の甘い香りを中心に、あんこやハーブを連想させる、ちょっと青々しい雰囲気が伴っている。でもメインは梅だ。
 
口に含むと、甘みがあまりなく、酸味先行。タンニンはそれほど目立たないけれども酸味が強く、赤ワインが苦手な人にはつらいやつだ。しかし肉厚でコクがあり、飲むうちにベーコンのようなニュアンスを伴っている。プラムはシラー、肉厚はグルナッシュを連想させ、いかにもローヌの赤ワイン。これが1200円なら、ローヌのワインに慣れている人なら絶対に買い。実売価格帯はもう少し上だけど、それは納得できるところではある。
 
※二日目は、昨日の後半の飲み心地をだいたい引き継いでいて付き合いやすい。人懐っこくなったかも。してみれば、このワインは初日にはあまり飲まず、二日目以降に張ったほうがいいやつかもしれない。それもローヌの赤ワインとしてはいいことのように思える。