北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2105】Feudo Arancio "Accussi" Extra Dry (N.V.)

 
アックシィ エクストラ ドライNVフェウド アランチョ
 
 このワインは、シチリアの安ワインとして少しずつ知られているフェウド・アランチョのスパークリングワイン。ひと昔前、このメーカーのワインは何種類か飲んだけれども性に合わないと思ってしばらくご無沙汰していた。スパークリングワインは初めて。まずまずおいしければいいけれども、どうだろう。
 
 まずグラスに注いで……とその前に、コルクが抜けない!めちゃくちゃかたい!手でやっても埒が明かないので、ソムリエナイフのグリップについていたスパークリングワインを開けるための機構を使ってなんとか開けた。それでもぎりぎり。こんなの素手じゃ絶対に開けられないよ!
 
 色合いは、うすい黄金色のまずまず綺麗な感じで、泡がゆっくりとたちのぼっている。香りは、ほんのりと花の香りがするかな?程度。あまりはっきりしない。
 
 口に含むと、林檎よりも夏みかんに寄った、かなり苦みの強い酸っぱさが迫りくる。これは土着品種系のスパークリングワインか? 買ったお店で確かめてみると、グリッロ100%とある。なるほど。このワインは苦みと酸味のおかげで、本当に夏みかん~八朔の気配がある。スパークリングワインの口当たりの良さもあって爽快。シャンパン互換とは違うタイプと割り切るぶんにはぜんぜん飲めるタイプ。ただ、コルクの件は気になる。もう一度同じものを買うのは勇気がいる。