北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2118】Ray Maurin Champagne Brut (N.V.)

 
シャンパン レ・モラン ブリュット キュヴェ・レゼルヴ
 
これは、なんだかえらく安い値段で売られていたシャンパーニュシャンパーニュとはいえ格安なのであんまり期待はできないかも。でもまあ、飲んでみる。
 
グラスに注ぐと、黄金色、いや、わずかに緑色がかっているかもしれない少し薄めの色合い。泡はコモコモと、ゆっくりわいてくる。まずまずの見た目だ。香りは、少し塩
っぽいのが特徴的。メレンゲとかリンゴの香りもあるのだけど、こいつは塩、または塩化物といった香りが混じっている。
 
口に運ぶと、酸味がきゅわーっと来るタイプ。リンゴとはいっても、これは外国の酸っぱくて小さいリンゴのようだ。苦みだけでなく、少しキンキンした金属感もあって、構成感はあるけれども円満なシャンパンというわけではない。安いシャンパンにありがちな、粗削りな感じがこのワインからは感じる。飲み進めても基調は変わらず、あまり飲みやすいと言えない状態が続いた。飲めない、というほどじゃないけど、これなら新世界の同価格帯のほうが付き合いやすいかもしれない。好んで飲まなければならないほどのものではないと思った。