クズマーノ カベルネソーヴィニヨン 2018
このワインは、シチリアで安くてうまいワインをたくさん作っているクズマーノのカベルネソーヴィニヨン。そのなかでも特別に値段の安いやつで、そのためかヴィンテージが記されていない。でもって、黒いボトルに黒いラベル、とにかくシンプルだ。コルクではなくスクリューキャップ。安ワインらしい旨さを期待しましょう。
スクリューキャップをあけてグラスに注いでみると、まずまず暗く、濃い赤ワイン色。で、香りは煮豆みたいなやつに加えて強烈にアルコールが香ってくる。その後ろからお線香だ。全体的に風味がごつい。
口をつけてみると、カベルネソーヴィニヨンについ期待したくなるなめらかでミルキーな口当たり。その後からきつめのタンニンと、安ボルドーに比較してごつい果実味と酸味がやってくる。果実味由来の酸味と果実味は、梅・プラム系を想像させるところもある。アルコールは13%というけど、結構きつい。それでもシチリアの安カベルネソーヴィニヨンとして期待どおりの性能を発揮している。
※翌日は、昨日よりも飲み心地がやわらかくなって親しみやすくなった。ちょっと土くさくなったかもしれないが、悪い安ワインにあるような、えぐい変な香りに陥る度合いも少ない。このワイン、お買い得ではないか?
※三日目、ちょっと酸味が勝っているかも。ということは二日で飲むのが一番だったか。このワインなら二日で飲めなくもないけれども。