北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2217】Joseph Gruss et fils Cremant d'Alsace Extra-Brut (N.V.)

 
クレマン ダルザス エクストラ ブリュット NV ジョセフ グリュス エ フィス
 
このワインは、アルザス地方でつくられているクレマン・ダルザスに位置付けられるスパークリングワイン。このクレマン(地方名)のスパークリングワインはシャンパンよりも軽く、それでいて軽すぎず、地方色も感じられる品もあるのでときどきチャレンジしたくなる。夏も終わりを迎えたので、あけてしまうことにした。
 
まず見た目。やや白っぽいスパークリングワインだけど、アルザス産スパークリングワインとしてはそれほどおかしくない。香りは、すだちのような香りが一瞬よぎったけれどもそれほどはっきりしなかった。
 
口をつけると、青りんごジュースといいたくなるほど濃厚な青りんご風味。もちろん泡もあってシュワシュワしているんだけど、なんだか液体にねばりが感じられ、ジュース!っぽさがある。後味は、口のなかいっぱいに青りんご感が広がり、苦みとアルコールみを忘れるとジュースと勘違いしてしまうかも。じゃあ、シードルっぽい? いや、シードルってもっと刺々しいイメージがある。これはもっとグリセリンの利いた飲み物だ。うん、美味い。後半になると、ややスパークリングワイン然としてくるので、これも大人数で短時間に飲んでしまうのがいいのかもしれない。とはいえ、スパークリングワイン然としてきてさほど困るものでもない。基本的に最後まで美味かった。