北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2278】Colour Field 2017

 
グレースランド カラーフィールド
※リンク先のヴィンテージは現行のものです
 
このワインは、南アフリカ産のブレンドワインながら、2021年に飲んで「押しつけがましくない、けれども香りも味も舌ざわりも良かった」と記録にあった品のヴィンテージちがい、2017年の品。なので期待しつつのリピート。
 
まず見た目。濃くてやや赤茶色がかった色合いで、透明度はかなり低い。香りは、今回はインクやマジックみたいなにおいがかなり強く、揮発性の高いワインという印象を受ける。それ以上ははっきりわからない。
 
口をつけると、いや、やっぱりこれは舌ざわりがトロトロしていていい。果実味はかなり強烈なのだけど、その果実味を、ふさふさしたタンニンと煮豆系のおだやかな飲み口がうまく支えていて、結構飲み心地が良い。前回と比較すると、煙っぽさは目立たないけれども、カフェオレやビターチョコレートみたいな風味は健在、で、インクっぽさに一歩傾いた出来栄えという印象だ。夕食のレバー炒めやトマトスープとの相性も良く、デイリーとしてはこれぐらい美味ければ十分。やっぱり良い品のように思う。
 
※翌日は、もう少し墨汁っぽさと血っぽさが強まり、雄々しい雰囲気になった。こちらのほうが好みかも。やっぱり良いデイリーワインだ。