ポール ジャブレ エネ シラー 2019
このワインは、ローヌ地方でお買い得ではないかと目をつけている、ポール・ジャヴレ・エネのシラー。このメーカーの赤ワインでシラーが最安だったかは覚えていないけれども、エントリークラスなのは間違いない。とはいえ、エントリークラスならヴィンテージの若い2019でもなんとかならないだろうか。そう思いながらの抜栓。
間違ってブルゴーニュ用グラスに注いでしまったけれども、もう面倒だからそのまま飲んでしまうことに。見た目は黒々としていて、さすがにピノ・ノワールなどとは濃さの水準がまったく違う。香りは、ブルゴーニュグラスで確認すると、あまりローヌっぽい香りがこない。
口に含んでみると、初手はやさしい赤かなと思いきや、すんごいタンニンとカフェオレみたいな風味がこみ上げてきた。肉厚でコクがあり、後味にまでタンニンがついてくる。そのせいか、のどをとおる時には(甘味の少ない)シロップめいている。甘味は控えめで引き締まった印象を受ける。さあ、明日以降どうなるだろうか。
※翌日は引き締まった感じより、果実味に対してタンニンとコクが際立つ感じで、ちょっとスカスカした印象を受ける。でも、これを飲み切るのは無理なので三日目へ。
※三日目はそこまでスカスカした印象を受けなくなった。ちょっとトマトスープっぽいかもしれないけれども、これはひいき目かも。