北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2581】Laribera Vineyard "Moniker La Ribera" Mendocino Chardonnay 2020

 
モニカー ラ・リベラ シングル・ヴィンヤード シャルドネ [2020]
 
このワインはモニカー ラ・リベラ シングル・ヴィンヤード シャルドネというそうで、出身はカリフォルニア州
 
まず色合い。ややグリーンがかった、ある程度薄いレモン色の液体だ。香りは、花畑系のフレーバーが強いながら、蜜の気配がかなり濃厚。蜜たっぷりの予感が嬉しい。
  
で、口に含んでみると蜜がどばーーっと来た! その蜜から、ハチミツクッキーとバターまである。シャルドネのなかではかなりコクがあるタイプで、本家ブルゴーニュで考えるならムルソーの品をイメージしたくなるタイプだ。酸味はやや弱いかもしれず、そのあたりは上手なムルソーの作り手とはちょっと違うかもな感じだし、残念ながら大理石や石灰岩といった、石系の風味がそこまで強いわけではない(逆に、うまい作り手のブルゴーニュがいかに大理石じみているのか、そしてヤルデンがいかに石灰岩めいているのかがここからうかがわれる)。新世界シャルドネがバターでリッチって幸福なことじゃないでしょうか。細身でなく太身のワインだけど、産地からいって、それが悪いとはこれっぽっちも思わない。たいへんおいしいワインです。
 
※翌日。前日に比べるとすこーしえぐいかも。前日のほうがバランスは良かった。