北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0115】Ognissole Verdeca Puglia 2007

オンニソーレ ヴェルデーカ・プーリア・ビアンコ[2007]
 
 今日は安い値段で鰯と烏賊が手に入ったので、鰯はケイパーと白ワインのムニエルに、烏賊はニンニクとオリーブオイルのおつまみに加工することに決めた。こういう濃ゆいシーフードにみあった白ワインを…と思って見繕ったのは、プーリア州の白ワイン。ヴェルデーカという土着品種100%らしい。100mlほどは料理の材料として使用した。
 
 冷蔵庫から取り出した香りは、正直それほど強く無い。これは冷蔵庫から取り出してすぐだったせいかもしれないし、イカや鰯の匂いに負けまくっていたからかもしれない。一応、花と蜂蜜っぽい匂いが無いわけではないけれども…。
 
 対して味のほうは、きっつい酸味。ジリっとした灼けるような酸味が特徴的で、僅かに鉄分や鉱質を意識させるようなニュアンスが混じっている。必ずしも味のボリュームやコクに恵まれたワインとは言えないが、酸味にはかなりボリュームがある、と表現しちゃっていいんだろうか??この酸味、なんとも特徴的で後味がたいへん長く、鼻にもきっちり突き抜けて割と鼻も退屈しない。このワインはカンパーニャ州のフェウディ・ディ・サングレゴリオがつくっているらしいけれど、先日の同社のワインにもよく似ている。風味濃厚なシーフードにも全く負けることなく、とてもよく付き合ってくれた。