北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0120】Feudo Monaci Primitivo Puglia 2006

フェウド・モナチ プリミティーヴォ 2006
 
 今日の夕食は、広島風お好み焼き、イカ・セロリ・ミョウガゴーヤー・パプリカのマリネ、バジルのサラダパスタ。この、なんだか味の濃い食事には、やっぱり赤ワイン、それも量産型で人なつっこそうなやつがよかろう、と思ってプリミティーボを選択。今回のワインは2004年モノと対峙したことがあるけれども、さすがに2004年モノは手に入らず。2006年モノを1200円で購入した。
 
 香りは、非常に素直な葡萄臭。甘く柔らかい葡萄の匂いに、ほんの僅かにチョコレートのような感触を含んでいる。色は前回同様の、僅かに茶色がかった赤色のようにみえる。
 
 味はかなり円やか。口にした瞬間、バニラエッセンスのような香りがふんわりと立ち上り、その後、かなり滑らかなタンニンとジューシーな葡萄感たっぷりの感覚が追いかけてくる。渋みがあるにせよ、非常に呑みやすく、スイスイと入ってくる。お好み焼きやマリネとの相性も良好で、喧嘩するそぶりは全く無い。タンニンが、濃い風味を洗い流してくれているかのようだ。
 
 後半になってくると、香りのほうは漆喰のようなニュアンスが加わって明らかにパワーアップ。ジャブジャブと呑めるのは変わらず、前回ほど細かな風味は感じられなかった。しかし値段を考えれば十分なレベルで、香りの変化を楽しむことができたと思う。