北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0119】Cavicchioli Malvasia Dell'emilia (N.V.)

カビッキオーリ・マルヴァジア・アマービレ・エミーリア
 
 ランブルスコの赤には美味いやつが結構あるけど、白のランブルスコでは未だアタリに出会ったことが無い。そこで購入してきたのがこのボトル。調達費用は1000円ほど。
 
 香りは残念なほど感じられない。ごくごく僅かに葡萄臭がするかな?といった程度。色と泡立ちはなかなかで、雪のような泡がフワフワと立ち上ってきているのが嬉しい。味は…うへっ!なんだか甘いぞ!とってつけたような甘さと、水っぽい残念感が立て続けにやってきて、葡萄っぽさ(それも、どこか青臭さが混じっている)が割り込んで混乱に拍車をかけているような。甘みと、コクの貧弱さと、フルーツっぽい酸味のようなものが、調和しないで自己主張をしているようなゴッチャリとした印象を受ける。見た目と酸味は立派だけど、なんというか、甘みの調和しなさっぷりと水っぽさが非常に気になる。
 
 以前、もっと安い白ランブルスコでも、味の微妙さにがっかりしたことがあったけれども、このボトルもちょっと違った意味でハズレっぽい。白ランブルスコは当分避けようと思った。