北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1338】Cantina Santa Maria la Palma "Aragosta" Frizzante (N.V.)

 
アラゴスタ ヴェルメンティーノ フリッツァンテ NV
 
 今日の夕食は、牛肉を使ったポトフ、イタリア風酢の物、つくね。全体的に軽い料理で、春が近づいてきた気がするので、ひとつ、イタリア微発泡ワインといくことにした。
 
 まず、見た目。グラスに注ぐ時はシュワシュワ言った割には、泡の立ち上りは少ない。「スプマンテ」じゃなく「フリツァンテ」なのでこれは文句言う筋合いのものではない。見た目はかなり緑色っぽくて、ヴェルメンティーノ種でつくられている感満点。香りは、澄んだ「グリーン」な香りにほんのり蜂蜜系の風味が乗っていて、明らかに普通の発泡ワインとは方向性が違う感じ。
 
 口をつけてみると、びりびりとした微発泡な感触に、すごく酸っぱくてほのかに苦い、それらしい味がする!そして硬い炭酸水みたいなカルシウムイオンっぽいゴワゴワした酸っぱさがサルディニア産のヴェルメンティーノ種らしい。さりとて酸っぱい一辺倒ではなく、蜂蜜っぽい甘味が感じられてバランスが良い。で、微発泡なものだから美味い美味いと飲んでしまう。
 
 ただ、二杯目の終わりぐらいから息切れしてくるというか、風味がだんだん衰弱してきたような。価格帯を考えれば仕方ないのかもしれないけれども、ちょっと尻すぼみかもしれない。みんなでパーッと飲むぶんには問題なさそうだけど。