北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1844】Joseph Drouhin Bourgogne Chardonnay 2017

 
ジョセフ・ドルーアン ブルゴーニュ シャルドネ
 
 ジョセフ・ドルーアンのワインは、安いものも高いものも大好きで、この平格ブルゴーニュクラスの赤白も頼りにしている。あまりくたびれないワインだったはず。
 
 まず見た目。少し緑色がかったところのある、若々しそうな白ワイン色。香りも、ほんのりイースト香のようなものを伴った、青りんごのようにすがすがしいフレーバーがさく裂。ちょっと洋ナシっぽさもあるかもしれない。典型的な高級シャルドネとは違うながらも、うまそうな姿ではある。
 
 口に含むと、とても涼しげな飲み心地。すーすーする。目が覚めるような酸味に、僅かに苦み。さすがに超一流が作った(高級)平格ブルゴーニュには及ばない点は多いものの、デイリークラスとして考えるなら、気分良く飲めてバランスのとれたシャルドネだ。飲み進めていくと、ニュニュっとした乳酸系の口当たりの良さが加わってきて、飲み心地は一層気楽になってきた。立派なブルゴーニュシャルドネ、とは言えないにせよ、一般的なワインとして考えれば十分満足できるやつだ。
 
 ※翌日のほうが小柄ながら北のシャルドネの典型らしい姿。少し酸化したせいでかえって良い塩梅になったのか?でも南国系っぽいシャルドネがお望みなら初日にみんなで飲んでしまうのが吉かも。でもかりにもブルゴーニュシャルドネに南国系は期待しないだろうから、二日目のほうが一般的にはいいってことになるんじゃなかろうかと思った。