北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2099】Joseph Drouhin Bourgogne Pinot Noir 2018 (ハーフボトル)

 
メゾン ジョセフ・ドルーアン ピノ・ノワール 2017
※リンク先はヴィンテージが2017、フルボトルです。
 
このワインは、ブルゴーニュ大手ジョセフ・ドルーアンが作っている平格ブルゴーニュ赤。同社はLaforetと銘打ったもっと安い平格も作っているので、この無名の平格のほうがその上位互換。前回は2017年産に出会って、たいそうおいしかったと感想を書いている。今回は、フレンチをいただくにあたって先導役としてこのワインを使うことになった。
 
まず見た目は朱色を濃くしたような鮮やかな赤色。お店の光を浴びて赤く輝いていてきれいだ。香りは、新鮮サクランボ系にいくらか革っぽいニュアンスを伴い、さらに和菓子の雰囲気を足したもの。平格ブルゴーニュ、少し植物っぽい点も含めて和菓子を想像することが多いと感じる。今回もそうだった。
 
口に含むと、甘酸っぱさ全開の飲みやすいピノ・ノワール。多くの赤ワインよりも薄くて軽快、それでいて森っぽさというかオーガニックな雰囲気があり、僅かに革っぽさを帯びているけれども全体としては飲みやすくできている。料理との相性はとても良く、前菜が相手でも魚料理が相手でもコンフリクトを起こす感じではない。気持ちよーく飲めて、果実味がいっぱいでザ・葡萄酒という感じがあって良い。フレンチを食べる時、豪奢なワインをぶつける手もあるけれども、こういう気の置けないフレッシュな赤ワイン(や白ワイン)ってのもやっぱりいい。料理の良いお供で、なおかつ、単体で飲める旨さもある。とても良いお供をしてくれた。