北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2066】Galilee Galilaa Golan Heights Winery "Yarden" Chardonnay 2018

 
【ゴラン ハイツ ワイナリー】 ヤルデン シャルドネ [2018]
  
このワインは、我が家では定番になっているイスラエルはゴランハイツワイナリーのシャルドネ、そのベーシック品。しょっちゅう飲んでいるつもりだったけど、一年以上間があいてしまっていた。今回の品は初稽古の2018年ヴィンテージ。例年どおりおいしいシャルドネだといいのだけど。
 
グラスに注いでみると、黄金色の白ワインが。ただ、思ったよりは色は薄め。ここのシャルドネは割と濃かった気がしたけれども今回はそれほどでもない。緑色っぽさすら帯びていて、みようによってはブルゴーニュの平格シャルドネみたいにもみえる。香りは、すがすがしい台所洗剤系の香りにくわえて、ショートケーキのような甘い香りがぷんぷんしてくる。クッキーというより、ケーキだ。
 
 口をつけると、ローソク風味とケーキのような甘い香りが。南国系シャルドネにありがちなフルーツポンチみたいな感覚もあるけれど、それを覆うように蜂蜜クッキー系の風味が迫ってきて、結果として、とてもリッチなシャルドネに仕上がっている。石灰岩系のミネラリーな感覚も健在で、ローソク風味とあわせて上位のシャルドネっぽさがあって良い。味わいまで含めると、今回はブルゴーニュっていうよりカリフォルニアのような飲み心地だけど、やっぱりこれはコスパの良いシャルドネ。おいしいリッチ系シャルドネです。
 
※二日目、ちょっと南国系すぎると感じてグラスをブルゴーニュグランクリュに変えてみた。すると、少ししゃっきりとした、クッキー風味も強い味わいと感じるようになり、グラスの影響ってやっぱりあるなと再確認した。