北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2081】Gratiot et Cie No1 Champagne Brut (N.V.)

 
グラシオ エ シー No.1 ブリュット アルマナック
 
このワインは、ヴィリタスさんが商っている、ジェラール・グラシオという作り手のシャンパンのひとつ。ほんのわずかにベーシック品より値段が高かったと思う。
 
グラスに注いでみると、黄金色というより麦わら色、麦わら色に少しだけオレンジ色がはいっているような色彩。泡は、たっぷりゴワゴワ立ち上ってきて液面が泡だらけで盛ん。香りは、焼リンゴっぽさ全開、そこにメレンゲみたいな甘くてふわふわした香り、白パンイースト香が重なっておいしそう。
 
口に含むと、力強いリンゴ感、焼リンゴ~リンゴ~青リンゴのどれともつかないリンゴ系の甘味がぎゅっと来た。そこに苦みがいくらかと金属感があって力強い飲み心地が実現している。そこに泡が加わることで飲みやすさもあり、とてもいい。このワインの色や香りからいって、これはピノ・ノワールピノ・ムニエが中心の、いわゆる黒系シャンパン(ブラン・ド・ノワール)じゃないだろうか。
 
ヴェリタスのサイトを調べてみると、ジェラール・グラシオは最近遺産相続したそうで、これはRMでなくNMになったとか色々書いてあった。フランスワインは遺産相続があると銘柄や品質が変わるのでちょっと覚えておこう。で、品種を確認するとピノ・ムニエ85%、シャルドネ15%とある。黒系シャンパンだけどえらく力強いのはシャルドネが入っているせいなのかな。なんにせよ、しっかりと飲むも良し、みんなで乾杯するも良しの立派なシャンパン。良いです。