北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2165】Louis Armand Champagne Premier Cru Brut (N.V.)

 
シャンパン ブリュット プルミエ クリュ 750mlルイ アルマン
 
このワインは、最近ヴェリタスさんで購入したセットシャンパンのなかで好成績だったルイ・アルマンというメーカーのシャンパン。今回はちょっと奮発してその「プルミエ・クリュ」に挑戦してみた。正直、シャンパンのプルミエ・クリュやグラン・クリュはそんなに重要でない肩書きの気がするけど、あまり値段も張らなかったので買ってみるのにそんなに抵抗はなかった。シャンパンとして有名なモエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコなどに比べればずっと安い。
 
まず見た目。少しピンク色がかっていて、シャルドネよりピノ・ノワールなどが優勢といった感じ。香りは、柑橘よりもメレンゲや菓子パンみたいな香りのほうが優勢だった。どんな味わいなんだろう。
 
口をつけると、滑らかな口当たりでスタートする。味は、いくらかロゼ金柑っぽさがあるけれどもそれだけでなく、菓子パンっぽい香りと滑らかな口当たりが相まってかふっくらとしたイメージがある。金柑っぽさに加えて金属感があって、これが口当たりとすぐにマッチングしなくてしばし混乱してしまった。でも、おつまみや食事に合わせたりしているうちに「亜流ロゼシャンパン」としてだんだん気持ち良くなってきた。
 
プルミエ・クリュではない品と比較すると、こちらのほうが初手の口当たりの滑らかさでは勝っていると思うけど、決定的な差とは言い切れないかもしれない。確かに長所はあるけれども、モエやクリコの円満さには及ばない、粗さがこの品にもあるからだ。円満さで勝負となると、少し価格帯が上の大手シャンパンメーカーのほうが円満・無難にまとまっていると感じる。価格差を考えれば仕方がないけれども。