北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2175】Louis Armand Champagne Grand Cru Brut (N.V.)

 
ルイ・アルマン ブリュット グラン クリュ
 
このワインは、ヴェリタスさんが商っているルイ・アルマンがつくっているシャンパン、そのグランクリュ以前にプルミエクリュと対峙したことがあったけど、普通の品との違いはいくらかあった。今度はグランクリュなので、もう少し違いがわかるかもしれない。冷やし過ぎず・熱し過ぎずに注意しながら抜栓。
 
冷蔵庫から取り出して抜栓……おや!突然吹いた!金具を外した瞬間に栓が勝手にとれて少し吹いてしまった。グラスに注ぐと、レモン色の液体でそれほど金色していない。泡は、勢いよくゴワゴワとふきあがってくる。香りは……初手でははっきりしない。
  
口をつけてみると、リンゴというより焼リンゴみたいな甘さがわっと広がる。でも、そこから急激に酸っぱくなってきて柑橘類、グレープフルーツと金柑を足したような酸が口のなかに広がってくる。すっぱ! あと、これはリンゴの芯だ。リンゴの芯のような香りがする。苦みと金属感も強く、なんだか飲みにくい。このシャンパン、ノーマルに比べて大柄で飲み慣れてくると凄いポテンシャルを発揮するのかもしれない。でも、大手の上級クラスはこんなに初手がガチャガチャしていることはない。少し落ち着いてくると、ピノ・ノワール由来とおぼしき金柑やサクランボ風味を楽しめるようになってきたけど、いや、それでも暴れ馬すぎる。だいぶ暑くなってきたけど、到底これを嫁さんと一日であける気になれず、翌日持ち越し。
 
※翌日、ブルゴーニュグラスに注いで飲んでみた。なんか昨日よりも金色がかってみえる。泡は微炭酸とはいえ健在。香りはいくらかお菓子っぽさと柑橘ぽさが強まった(が、これはグラスの性能にもとづくものだと思う)。味はあまり変わらない。頑固なシャンパンだ。