北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2178】Domaine Leflaive Puligny-Montrachet 1er Cru Clavoillon 2013

ピュリニー モンラッシェ1級クラヴァイヨン[2018]ルフレーヴ
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
このワインは、ブルゴーニュの白ワイン作り手のなかでも知名度の高い、ドメーヌ・ルフレーヴのピュリニーモンラッシェ一級、クラヴァイヨン。このボトルは値段が安かった頃に、一層値段の安いお店で買ったものなので正直あまり信頼できない。それとピュリニーモンラッシェ一級のなかではクラヴァイヨンって値付けがそれほど高くない部類なので、そういう意味でもこのワインの潜在力がどの程度なのかは知れない。
 
まず見た目。まずまず黄色っぽく、ソゼのピュリニーモンラッシェ一級たちに比べると色は濃いかも。香りは……これ大丈夫なのかな、酢酸っぽい香りがすごくする。シャブリみたいな米ぬかも。その奥から……大理石の予感がする。ピュリニーモンラッシェにありがちな大理石だ!
 
口に運ぶと、ザ・大理石! ちょっと酸味に酢酸っぽさがあり、これが畑のせいか購入ルートの弱さのせいかわからないけど気になる。でも大理石っぽい香りとほんのりとした甘味、そこにシャブリ一級とよく似た骨っぽさがばりばりと響くワインだ。後味に塩味みたいなやつも来るのも良い。先日飲んだ、格下ドメーヌのフランソワ・カリヨンによるピュリニーモンラッシェ一級2013と比較した場合、好みはあっちかもしれない。なんていうか、あっちのほうが親しみやすく、黄金味と精気がしっかりしていたからだ。でもって、エチエンヌ・ソゼのピュリニーモンラッシェ一級(シャン・ガン2011)に似ている。細身をきわめ、大理石がばりばり来て、ちょっとストイックで、控えめに甘味や蜜が添えられる、それがピュリニーモンラッシェ一級ということだろうか。
 
※翌日も、ミネラルがガンガン来るワインで、しかも大理石みがあった。ここらが石灰岩みのあるヤルデンあたりとは大きく異なっていて、かつ、シャブリに通じるところがある。でもってほんのりとした甘味と蜜も健在、ほっそりしている。良いワインだと思うけど、現在の高騰を考えるとリピートはしないかな。近い価格帯のソゼのピュリニーモンラッシェ一級でいくか、ダウングレードしてフランソワ・カリヨンのピュリニーモンラッシェ一級でいくと思う。