北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

ワインの記録が2200回を超えた

 

 
おかげさまで、ワインの記録が2200回をこえました。前回に比べて肝臓をいたわりながらの100回。濃いめの赤を3日にわけたり、余計なアルコールを摂らないようにしたりしていました。
 
今回の100回で特に印象的だったのは、知らない作り手のちょっと良いブルゴーニュ赤平格。3000~4000円台のブルゴーニュ赤平格はどれも値段に見合った出来栄えで、ブルゴーニュの村名格が安かった頃の村名格といい勝負をしていると感じた。とはいえブルゴーニュ赤平格の気安い感じはちゃんとあり、堅苦しい感じがしない。ブルゴーニュの一級~特級が馬鹿みたいに値上がりしている今は、このクラスのブルゴーニュ赤平格を比べて飲むのも楽しいかもしれない。
 
とはいえブルゴーニュ赤平格だけでは「コート・ドールの村や畑を飲み比べる楽しみ」は伴わないし、この価格帯にはイタリアやカリフォルニアなどに競争相手も多い。あえてブルゴーニュ赤でなければならない必然性があるかどうか。美味いのは確かだけど、ただ美味いためだけに無限にブルゴーニュ平格赤を飲んで、どのような学びがあるのかはわからない。平格赤を飲んで美味いところは一級や特級を買えばいいと思うかもだけど、ブルゴーニュ赤平格だけが得意な専門家みたいな作り手もあり、そういう作り手の一級や特級ががっかり……ってこともあり得る。
 
あと今回はセラーが壊れたことも手伝ってブルゴーニュ白も続けざまに飲むことになった。値段が上がりすぎてついていけなくなったので今後は尻すぼみだとは思うけれども、情熱がボトルに詰まっているようで、どうしてもやめられない。地球温暖化のなかで、これからどこがそういうワインの産地として有望なのか? カリフォルニアでは、ないと思う。北海道あたりが案外良い候補かもしれない。チャンスがあったら買ってみたい。