北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2200】Paul Chamblain Blanc de Blanc Brut (N.V.)

 
ポール・シャンブラン ブリュット ブランドブラン
 
このワインは、フランスの泡ワインのなかでは最下級であるヴァン・ムスーのカテゴリーのワイン。ところが、産地をよく調べるとブルゴーニュ地方とあり、サイトで調べてもそれらしき形跡がある。なのでカテゴリーでは[その他ブルゴーニュ]に分類。まあそれはおいといて、ボンゴレビアンコの種ワインが急遽必要になり、他はコテコテの白ワインか高級白ワインしかなかったので急遽登板となった。
 
まず見た目。結構黄色っぽい。泡はちょっと控えめで、小粒な泡がゆっくりと立ち上っている。香りは、花のような香りがふんわり漂い、典型的なシャルドネとは違う(あとで調べたら、このワインの品種はアイレンが中心とのこと、アイレンはスペインの泡、カヴァに頻出のぶどう品種)。
 
で、口に運ぶと口当たりがなめらか、甘味がしっかりしている。アイレンでつくられたスペイン産のカヴァなどに比べると、金属っぽさが少なくすこぶる飲みやすい。甘味にわずかにクセがあり、これが、スペイン産のカヴァとの共通点ではあるけれども、たいていのカヴァと比べて、このワインはまろやかに・柔らかにつくられている。アルコール度数が11度ということもあって、ざぶざぶと飲むにはぴったり。ボンゴレビアンコにこのワインを使い、お供にもしたけれどもばっちり。肩の力を抜いて楽しめるワインだった。