北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2585】Lornano Chianti Classico 2019

 
www.lornano.it
 
 
このワインは、レオナーノという知らないメーカーのキアンティ・クラシコ。どこかのワインセットに入っていたものだったことまでは記憶しているけど、それ以上のことは思い出せない。それぐらい前に購入したものだ。
 
まずボトルをあけた瞬間、ザラメ糖と今川焼みたいないい香りがプーンと広まった。いいね、これ。グラスに注いでみると、オレンジ色にかなり傾いた色合い、黒々としているけれども透明度は保たれている感じだ。香りは、やはりザラメ糖+今川焼。そしてキアンティ系にありがちなヴァイオレット系の香りが力強く。なんとも美味そうな感じだ。
 
口に含んでみると、香りの柔らかさとは違って苦みも渋みもかなり強い。だけど柔らかさがある。酸味は厳しくなく、その酸味の内側にぎゅっと詰まった果実の味がなかなか。甘味はあるけれども甘すぎるほどでもない。ちょうど良い。キアンティ風のヴァイオレット-軟膏フレーバーも、じゅくじゅくとした果実のサンジョベーゼ系の風味もとても楽しい。
 
※翌日はキアンティ風の例の風味がちょっと落ちて、サンジョベーゼ感が前に出るようになった。それはそれで楽しく・苦も無く飲めるわけだけど、初日のほうがらしさは上だった。