北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2637】Argiolas "Turriga" 2013

 
アルジオラス トゥリガー 2018 赤ワイン イタリア
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
このワインは、サルディニア島では名門といえるアルジオラスのフラグシップワイン。確か、カリニャンがメインの品種だったと思う。自宅で長らく寝ていたのを抜栓したもの。
 
まず見た目。光の透過性はきわめて低く、やや赤茶色がかった、めちゃ濃いブラックな赤ワイン色だ。香りは、黒系果実に夕張メロン、それとクミンみたいな香辛料のフレーバーがあるのがとても良い。口に運んでみると、びっくりするほどタンニンがしっかりしていて、そこにジャミーな果実味、甘草リキュールみたいな薬がかった甘みが伴っている。アルコール度数が高いためか、くらっとする。飲み進めても基本的にそんな感じで、複雑さもあるのだけどパワーを持て余しているようなところがある。これ、飲み頃はいつだったんだろう?夕張メロンの香りがあるので、一定程度は熟しているのかなと思ったけれども、それでもまだ、ちょっと若飲みだったかも……思いました。
 
※翌日は、昨日よりも穏やかな飲み心地になって、アルコール度数もそこまで気にならない。それでいて風味の複雑さは健在、リッチかつ快適。カリニャンの梅っぽい性質も二日目のほうが気持ち良く感じられる。やっぱりもっと寝かせて飲んであげるのが良かったのかもと思いました。