北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0768】マンズワイン株式会社 ラ・ラ・ヴァン (N.V.)

 
 http://www.kikkoman.co.jp/manns/brand/lalavin/
 
 こいつはコンビニで買ってそのままになっていた「チリ産テーブルワインを持ち運びしやすくした」と称する缶ワイン。産地がチリ、加工が日本なので、一応タグ上は日本にしておいたけど、あんまりしっくり来ない。とてもあやしい出自だけど、そういう胡散臭いワインもたまには呑んでみようと思った。
 
 色はかなり薄くて、かろうじて黄色っぽさがあるぐらい。匂いは、最初にかいだときに「臭い」と思ったけれども、その後はうんともすんとも言わない。口にしてみると、なんというか日本風の日本酒臭さ。麹っぽさが漂う薄くて酸っぱくて若干果実味のある、予想通りの味。日本の安くてしようもない白ワインにいかにもありそうな、あの独特の風味が漂っていて考えようによっては面白い。どうして日本の安い白ワインって、こういう風味になるんでしょうか。葡萄の産地がチリでも、やっぱりこの味。そういえば、あのときの小さなワインもそうだった。なんでこうなるんだろう?