北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0091】Cono Sur Viognier 2008

コノスル ヴィオニエ ヴァラエタル
 
 この銘柄は一度呑んでみた経験がある。ただし以前はレゼルバクラスで、今回は通常クラスという点が違う。もし、ノーマルクラスでも美味しかったらどうしよう。近所のスーパーで800円ぐらいで購入した。
 
 スクリューキャップを開けると、はちみつレモンのような香りに、ほんの少しニス臭を足したような感じに匂ってきた。一口目では苦みが先行し「ちょっとうざいかも」と思ったけれども、やがてグレープフルーツジュースよりも気にならない程度のレベルに落ち着いていく。2グラス目以降は、グレープフルーツの味以外にも、梅酒のような香りと甘みが侵入してきた。もちろん、梅酒そのものよりは洋風?な感覚だけど。とにかく涎が出てくる味だ。香りも柔らかく、薄まらず、気分の良い感じ。痩せぎすな感じでもなく、まろやかな後味が残る。バランス良すぎ!
 
 ここで、ハラペーニョのやたらと利いたアメリカチーズを引っ張り出してきたところ、チーズが辛すぎて大暴れして困った。それでもこのワインは動じることなく付き合ってくれる。こういう時、適度な苦みと甘みは助かる。いつしか、レモングミのような後味が長引くようになってきた。
 
 美味しかった!!この価格帯でこの味!コノスルのノーマルクラスのなかでは今のところ最もいけていると感じた。始めの苦みさえ克服できるなら、ワインに馴染みの少ない人でも喜んでくれるかもしれない。満足な一本だった。