北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0186】Fratelli Giacosa Barbaresco 2004 (ハーフボトル)

 
[375ml]バルバレスコ フラテッリ ジャコーザ
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 今日の夕食は、牛肉を焼きまくったものとサラダ、パンとチーズ。はい、今夜もイタリアワインの出番です。選んだのはハーフボトルのバルバレスコ。Fratelli Giacosaという、パッとみるとなんだか有名そうにみえる名前のメーカーのもの。酒屋でハーフボトル1800円で売られていたので保護してみた。
 
 デキャンタに注ぐと、ちょっと赤茶けた、やや透明感を伴った液体がジャバジャバと注がれた。2004年のバルバレスコなので、このまま暫く放置してみようと思い、三時間ほど放置。その後グラスに注いでクンクンやると、神妙でトーンの高いベリー臭が立ち上ってきた。
 
 味は…一口めからグワッと来た!コクというか厚みというかがしっかりあって、その周りをジャムのような泥のような葡萄のような…色んな味が口のなかにたちこめてきた。なんだかすごいぞ?!後味には、そこそこのレベルのタンニンと、苦みと泥っぽさとトーンの高い酸味の混合体のような。舌の上にワインを転がすと、強烈。
 
 スーパーで買った牛肉では、このワインの強烈な風味に押され気味。ああ、こういう時にジビエが欲しくなるわけか。仕方がないので、パルメジャーノ・レッジャーノの欠片をぶつけてみたら、だいたい釣り合った。けれどもこれでは水が欲しくなる。水とバルバレスコとパルメジャーノを楽しんだけど、時間が経つにつれて香りがますますヒートアップ。値段を考えたら、随分立派なワインだと思った。今度はジビエ(どこで手に入れるんだ?)と一緒にいただいてみたい。