北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2152】Bruno Giacosa Barbera d'Alba 2018

 
ブルーノ・ジャコーザ バルベラ・ダルバ [2018]750ml
  
このワインは、ピエモンテ州で長寿な赤ワインを作っているブルーノ・ジャコーザのバルベーラ・ダルバ。ネッビオーロ・ダルバを頼んだつもりだったけど、結果としてこちらが来てしまった。バルベーラを飲むのは久しぶりで、このクラスのバルベーラを飲むのはものすごく久しぶり。
 
抜栓。見た目はかなり青紫色がかっていてパープルな色合い。かなり暗いけれども透明度があり、グラスの水面がピチピチと弾ける。香りは、なんとバニラっぽいオーク香が。ブルーノ・ジャコーザもオーク樽を使うんだろうか。酸っぱそうな果実香も来る。
 
口に運ぶと、果実味がたっぷりとした、落ち着きのある飲み心地。もっとタンニンがばさばさするんじゃないかとか、酸味がつんけんするんじゃないかと想像していたけど、意外に「普通のおいしい赤ワイン」で、タンニンも酸味も満足のいく感じになっている。ボルドー系の比べると果実味の握りこぶしがしっかりしていて、ブルゴーニュ系に比べると味が極太マーカーのようで線が細くない。超高級ワインにあるような雄大さやトーンの高さはさすがに無いけれども、飲みごたえは満点で、コーヒー風味を帯びたコクを伴っている。ほんらい、果実味の握りこぶしが極大のワインと見受けられるけれどもオーク香によって調和のとれた、丁寧な姿になっているとみた。
 
※二日目。果実味のたっぷり感が少し落ち着いてしまった。おいしいんだけど、初日のはちきれそうな&落ち着いた、極太マーカー的印象のほうが良かったかも。