北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【0823】Inniskillin Vidal Sparkling Icewine 2008 (ハーフボトル)

 
ヴィダル・スパークリング・アイスワイン
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 今回、アメリカからのお土産として面白いワインをいただいた。モノは、カナダはオンタリオでつくられたアイスワイン、しかもスパークリング。スパークリングのアイスワインって実物を見るまで知りもしなかったので、楽しみ。
 
 さて、まずは見た目。トロトロとした黄色の濃い液体でさすがアイスワイン。泡は控えめ、匂いはソーテルヌにはあまり似ていなくて、ライチを含めた生臭いトロピカルフルーツの匂いがする。口に入れてみると、恐ろしく甘くて植物めいたエキスの香りが。とにかく濃厚でふっくら、ものすごくでかい図体。スパークリングの爽快さが救いになっていて、これだけの甘さでも割と呑めるほう。改めてグラスを眺めると、泡の上昇速度がものすごくゆっくり。スローモーションのようで、なかなか美しい。呑み進めると、意外と酸味が強く感じられて梅酒のような雰囲気になることも。見た目に違わず、風変わりな一本だった。