北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1727】Golan Heights Winery "Hermon" Galilee-Galilaa 2015

 
ゴラン・ハイツ・ワイナリー ヘルモン
 ※リンク先は現行ヴィンテージです
 
 グラスにうつすと、ほんのり赤茶色の不透明度の高い赤ワイン。我が家ではカベルネソーヴィニヨン~メルロー系のワインを飲まないので割と珍しい感じのもの。で、香りは杉の入浴剤の匂いがバンバン感じられて、そこにピーマンとプラム、やっとその奥に果実の匂いが漂っている。香料や香水の匂いを思い出すニュアンスが強い。
 
 口に運んでみると、香りほどストイックではなく、包容力のあるほっこりとした飲み心地。酸味もあるはあるけれども、ミルキーな口当たりとキャラメルを思わせる甘味を伴っているので、そんなに飲みにくくない。ボルドーの同系ワインに比べると甘味が強く、抑制的というよりは享楽的。ワインのラベルに載っている魔法のランプのよく似合うワインでもある。別にボルドーのコピーである必要はないので、これはこれでいいんじゃないかと思う。
 
 ※翌日は、より肉付きの良い飲み心地になり、ちょっと肉系の風味さえ漂うような。ゴランハイツワイナリー、赤ワインも結構いけているのでは。おいしかった。