北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1805】Chandon Brut Methode Traditionnelle Brut (N.V.)

 
シャンドン ブリュット 白 泡 N.V
 
 年末年始はなにかとスパークリングワインが欲しくなるところ。で、このシャンドンが作っているオーストラリア産の「まるでシャンパーニュのようなスパークリングワイン」は便利なので動員。
 
 まず見た目。やや薄目ながらシャンパンゴールドといっても良いような黄金っぽさはある。泡はごうごうとこみあげてきて十分。残念ながら、今回、香りはそんなにはっきりしなかった。
 
 口に含むと、はっきりとした甘味と苦みがあって、味のスカラー量が大きい、つまり味のしっかりしたスパークリングワイン。もちろん酸味もかなり充実していて、尻軽な感じに堕落することはない。新世界産の味の強さを支えるだけの適度な酸味があり、苦みのおかげで重厚……というとほめ過ぎかもだけど、シャンパンっぽさはある。口のなかにメレンゲやトーストの感覚がよぎるのも好感。シャンパーニュというブランドがもてはやされている昨今、こういう地に足の着いたワインはありがたい。まあ、こいつもちょっと値上がり傾向ではあるのだけれど。