北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1876】Chateau de Segries Cotes du Rhone 2016

 
コート デュ ローヌ ルージュ 2016 シャトー ド セグリエス
 
 まず見た目。真っ黒なワイン、と言いたくなるような不透明な液面。垢茶色っぽくはあるかもだけど、とにかく黒い、とにかく暗い。
 
 香りはお線香系のきっつい感じなんだけど、どこかジャムを予感させるような甘い香りとヒノキの入浴剤みたいな香りが混じっている。ヒノキ系はボルドーのものとは何か違って、どちらかといえばスペインの(ちょっといい)赤ワインあたりにありがちな雰囲気。
 
 口をつけると、こってりとしたコクのあるジャミーなワイン。渋みも苦さもあって赤ワインが苦手な人には辛そうだけど、自分には関係ない。お線香+ヒノキの入浴剤に、ときどき焼いたソーセージみたいな香りが加わることもあって、このあたり、ローヌの赤ワイン然としている。
 
 ※二日目は、初日よりもザラッとした舌触りになって、ワインの甘みが強調されるようになった。雨の日みたいな香りも漂ってこれはおいしく、初日の姿はこなれていなかったのだと理解した。二日目のほうが断然いい。