北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2224】Vignobles et Compagnie Cotes Du Rhone Les Larcins 2019

 
コート デュ ローヌ ルージュ レ ラルシン [ 2019 ]ヴィニョーブル エ カンパニー
  
このワインは、タカムラワインハウスさんが直輸入しているローヌ産の廉価な赤ワイン。ラベルに金賞のシールが4枚べたべた貼ってあるけど、こういうのはあまりあてにしていない。果たして、内実はどんなやつなんだろうか。
 
まず色。なかなか赤黒いワインレッドをしていて、光の透過性はかなり低い。室内灯にかざしても、向こう側が透けてみえないぐらい。色合いは、少し赤茶色がかっているような感じがある。香りは、お線香系の香りに、ほんの少し土っぽさがある気がする。ベーコンや肉のような、ローヌにありそうな香りはあまり感じない。
 
口をつけてみると、なんと、まろやかな口当たりだ!数秒後、じわじわーっと口のなかに豊かな果実味と酸が広がっていくのだけど、タンニンのおかげか、まろやかさのおかげか、酸にギットギトにやられちゃう感がない。酸と甘味とタンニンがうまいこと調和している感がある。苦みもいい。このワイン、結構苦みが強いのだけど、甘味や酸との組み合わせでいいアクセントになっている。複雑さは感じられないし、高貴なワインって感じではないけれど、うまくできた品だと思う。デイリーワインとしてすごくいい感じ。
 
※翌日は、そこまでの調和はみられなくなったが、それでも飲みやすい。価格を考えればとてもよくできたローヌ赤だった。