北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1952】Fonseca Vintage Porto 1975

 
フォンセカ・ヴィンテージ・ポート[2000]
 ※リンク先はヴィンテージが異なります
 
 一連のワイン三昧の最後に出てきたのは、1975年のポートワイン。ポートワインは44歳でもまだ若いとのことで、あと数年待つのが理想なんだそうですが、はてさて。
 
 まず見た目。赤い!赤茶色!ルビーの輝きよりは少しオレンジ色ではある。ただ、そこらのオレンジ~茶色重視なポートとは様子がぜんぜん違う。香料(このときのアンヌ・グロのやつから感じるような、あるいはボーカステルから感じるような)、ニス、ざらめ糖、そんなのを全部混ぜたような香りがする。 
 
 口に含むと、ザラメ糖にニスが絡むようなすごい味がする。ただ、いい加減酔っ払っていてこのワインがいったいどのぐらい風味豊かなのか、ちょっとわかりかねるところはあった。酸味がまだくっきり存在していてこれがワインだったというのがみてとれ、これが後味をさっぱりさせているけれども、あと数年待ったらいったいどんな姿になったのだろう?