北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2061】Aires Andinos Chardonnay 2019

 
アイレス アンディノス シャルドネ 白
 
 このワインは、スペイン製の安いシャルドネ。何かのセットに入っていたのだったと思う。スペインは暑くなっているのでこのワインもきっと南国系シャルドネじゃないかと想像。
 
 グラスに注いでみると、まずまず薄い色のシャルドネ。安シャルドネ然としている。香りは、フルーツ缶詰の汁のような甘い香りに、ちょっと台所洗剤っぽいすがすがしさが混入するような、まさに予想通りの南国シャルドネ風。チリのシャルドネって言われたら必ず騙されそう。
 
 口をつけると、香りに比べると爽やか……と思いかけたところで豊満な果実味がちょっとべったりした甘味とともに来た。甘味は、酸味と結びついてかんきつっぽくもあるし、ニッキ水みたくチープな感じもする。酸味が弱いため、かんきつよりもニッキ水が勝り、腰がふらついている。ワインはかなり冷えているはずなのに、それでも腰がふらついているのは良くない白ワインの証拠。そのくせ飲み疲れてくる。まったく良くありません。