北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【1937】Fantini Terre di Chieti Chardonnay 2017

 
ファンティーニ (ファルネーゼ)シャルドネ 現行
 
 最近、世界各地のシャルドネってどんな味だっけ?と確認することに喜びを感じているんだけど、今回はアブルッツォ州ファルネーゼ傘下のはずのシャルドネを。お値段手頃なデイリーワイン。
 
 まず見た目。この価格帯のシャルドネにしては照りのある、ちょっと黄金色っぽい色彩。ただ、色はあまり濃くない。香りは、花畑と蜂蜜! なんと蜂蜜らしさがある。それでも清楚系というか、台所洗剤や花の蜜に近い爽やかなフレーバーが中心。
 
 口に含むと、ぎゅっと酸味が。ただしシャブリみたいなレモンまっすぐな酸味ではなく、もうちょっと豊満な、チリワインめいた果実味が来る。意外に南国系シャルドネだぞ、これ。別にまずいとかそういうのじゃないけれども、今日、期待したかったのはこういうのじゃなくてもっと北のシャルドネだったのでかみ合わない印象を受けてしまった(ワインが悪いわけじゃなく)。
 
 ※前日の経験から、二日目はワインの温度を下げて楽しんだ。蜂蜜らしさが失われた代わりに爽やかフレーバーが前景に出て、すいすい飲めるスタイルに。南のシャルドネは温度が少し低いほうがやっぱり楽しめる。