北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2551】Domaine Dujac Gevrey Chambertin Aux Combottes 1995

デュジャック ジュヴレ・シャンベルタン オーコンボット 2009
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
外稽古、赤ワインの部。先陣を切るのは、デュジャックのジュブレシャンベルタン一級。デュジャックのドメーヌものなんて、すっかり値上がりして殿上人みたいな状態だ。昔、どこかで同じものを飲んだことがあるけどその時はカチカチだったと記憶している。これはどうだろう?
 
まず見た目。そこまで濃くない。少し黒っぽいけどクラシックなブルゴーニュ赤の濃さだ。で、香りはすごい鉄砲漬! 香木度も高い。少し酸っぱさを伴う発酵食品系統の匂いが容赦なく込み上げてくる。強いて言えば、トウガラシのいなくなったキムチみたいなエッセンスがある。しばらくするとこなれてきて、果実味も舌触りも良くなってくる。これ、一人占めしたらどうなるんだろうか。
 
しばらく飲み進めると、だんだん色が暗く変わってきて、ここでもキノコのニュアンスが伴ってきた。このワイン記録でテナーテナーと言っているジュブレシャンベルタンぽさ、干し柿に近いニュアンスも終わりごろに加わって、後半、できあがった感じがした。