北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2554】Gaja Barbaresco 1997

 
ガヤ バルバレスコ 2019
※リンク先はヴィンテージが異なります
 
続いて出てきたのはガヤのバルバレスコ、1997。いつも飲んでいるバルバレスコ生産組合のバルバレスコなら十分に飲めるか飲み頃を超えてそうなものだけど、なにしろメーカーがガヤなので、どうなるのやら。四半世紀を経たこのバルバレスコの状態やいかに。
 
まず色。むちゃくちゃ濃い。こんなにネッビオーロって濃かったっけ? かなり暗くて黒っぽいぞ。こちらも香りは漬物が爆発している。今回の熟成ワインたちはどれも、(白ワインも含めて)全体的に熟成によって発酵食品方面の香りが爆発していて、このバルバレスコも例外ではない。というか、熟成した赤ワインたちはある程度共通の香りを出すものなのかな、と思ったりもする。
 
口に含むと、酸味の強い・とてつもなく強いやつが来る。このあたりはネッビオーロ節って感じがする。当然苦味も強力だが、甘味も強力だ。このワイン、パワーがまったく落ちてない。タンニンの強さはまったく衰えておらず、飲み頃はまだ先なのでは、と思ったりもした。屈強なバルバレスコだ、そして現段階でも香りがとにかくしっかりしている。
 
これにて外稽古は終了。どのワインも外稽古ならではの圧倒的熟成、その結果としての強烈な発酵フレーバーが経験でき、それでいてくたばっている感じがなくて興奮のきわみだった。。