北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2555】Tyrrell's Ashmans Brut (N.V.)

 
ティレルズ アシュマン ブリュット
 
このワインはオーストラリア産のスパークリングワイン?らしきもの。というのも、確かに購入した時はスパークリングワインって書いてあるのだけど、スクリューキャップだったりするのだ。確かにボトルにもスパークリングワインらしき記載はある。スクリューキャップでもスパークリングワインっていけるのか、ちょっとびっくりだ。
 
グラスに注いでみると、なるほど、泡入りのムルソーっていうぐらいに金色っぽい色をしていてちょっとびっくり。泡ははじめ盛んだけど、このワインログを書いているうちに勢いが穏やかになり、ゆったりと細かな泡が立ち上る感じになった。香りは、初手では青りんごとラムネ、少し漬物もあるかもしれない。まずまずスパークリングワインらしい香りをしている。
 
口に運ぶと、強烈なリンゴがきた。これは蜜がたっぷりのリンゴって感じ、酸味よりも蜜が目立つつくりで、香りにふさわしい味がする。苦みは比較的軽く、その点ではシャンパンっぽくはない。あとはなんだろう、これ蜜っていうよりウイスキーかな。このワインの漬物っぽい香りと蜜のためか、カリフォルニア産安シャルドネにありそうなウイスキー風味みたいな風味が。それとも「酒くさい」と言えばいいんだろうか。でもリンゴが強いからこれはリンゴウイスキーってとこか。ともあれ新世界のスパークリングワインでもなければこんなつくりになりそうにない、そんなワインだったので良かったと思う。