北極の葡萄園

呑んだワインをひたすら記録しています。

【2589】Fantini (Farnese) Pinot Grigio 2022

 
ファンティーニ(ファルネーゼ) ピノ・グリージョ現行

まず見た目。うっすい白ワインで、少しだけ気泡がついている。やや緑色がかった色合いかもしれない。香りは台所洗剤が爆発! で、そこにちょっとだけテリっとした趣とメロンの風味が加わっているかもしれない。
 
口に含むと、予想以上にしっかりとした甘味が。テリっとしたみりんっぽい風味を加えたリンゴの蜜みたいな甘さが口に広がり、爽やかに駆け抜けていく。同じ品種のフランス版、ピノ・グリと比較した時、イタリア版ピノ・グリージョは青々としている印象だけど、これもそう。ただ、豊満さはこのワインもそれなりあるし、スモーキーささえ少しぐらいあるかもしれない(でもピノ・グリほど明確ではない)。酸味のおかげで爽やかさがあるのだけど、もう少し酸味が欲しい気はする。とはいえ、シャルドネとはだいぶ違う。有名どころ品種で鑑別に苦しむとしたら、安物のリースリング? ただリースリングにある苦みはこのワインには伴わないので、台所洗剤+テリテリ感をたよりにピノ・グリージョと当てられたらいいなとか思ったりした。
 
※翌日は、台所洗剤系の香りがちょっと弱くなって普通の白ワインになってしまった感がある。初日に少し多めに飲みたいかも。